発声のしくみ

@ 声とは

発声をするということは声が出ているということ。では、その声とは?
答えはいたって簡単。音である。では、その”音”はなぜ出るのであろうか。

そもそも、音とは空気の振動の波である。空気の振動の波が出来る原理は下のアニメーションのようなものである。

このアニメーションは物体を叩いたときの様子を拡大・スローモーションで見た様子である。
物体のたたかれた場所は、目に見えないレベルの大きさで振動する。すると、この振動に合わせて周辺の空気の密度が変わる。
結果としてこの密度の濃淡の繰り返しが、空気の振動の波となって、音となるのである。
この空気の振動が声帯でも同様に行われて、声となるのである。

A 声の大きさ

声の大きさを決定する原因として、声の共鳴が挙げられる。
まず、共鳴について再確認してみよう。

上図は箱の一箇所に物をぶつけた時に起きる現象である。
音の震源地から発せられた音は四方八方に拡散し、箱の側面で反射をするという現象を繰り返す。この現象によって音が増幅されることを共鳴という。
そして、基本的にこの箱の大きさが大きければ大きいほど、音の増幅される割合が高くなるのである。

これは同じ「音」である声にも同じ事が言える。
では、声の場合どこで共鳴する箱の大きさを変えるのだろうか。
それは口の大きさである。つまり、口の中を大きく開けるようにすれば、共鳴により音が増幅する割合が上がるわけである。